茶懐石講座・汁・西京仕立て・花百合根

本日、茶懐石講座は向付に紋甲烏賊細造り、汁は花百合根、亀甲蕪、紅白色紙、青菜豆腐の四種、焼き物に金目鯛祐庵焼、預け鉢は零余子・菊菜・冬菇椎茸和え物、箸洗いは林檎あられ切り、八寸に鰯松前巻きと福豆卵を実習した。
それと普段は省略しているお漬物・沢庵の切り方、これは高齢者の方にも召し上がり易い配慮と、お寺さんの精進料理から派生した懐石独特の習慣があり、デモをしながらお伝えした。
実習の他に、器の扱いなど興味をお持ちの方がいらっしゃり、熱心に説明を聞いて下さった。どんな器も大切に扱う習慣を身に付けることは、結局ご自身の為になり、色んな情報を知ることよりも、普段の暮らしの中で実践することが肝要と思う。
小難しいことを知っていても、実践できなければ知らないに等しい、と年長者から教えられ、有難いことだった。今は、そういう事、古いかも知れず、信頼関係が無ければ言い難い。
加齢のせいか、若い頃に教わったことを今頃になって「本当だなぁ、、、」と懐かしく思い出す。写真は汁・西京仕立て・花百合根。では、皆様よい週末を!来週までごきげんよう~。