本日「茶懐石・入門」講座、向付は針魚に菜の花を添えて、春らしく吉野酢を。煮物椀は蛤真薯にこごみ、焼き物は鯛祐庵焼き、八寸は才巻き海老と独活梅煮。
蛤真薯の仕上がりが良く、好評だった。茶懐石に使う食材のうち、やや家庭的でない物は、代わりを使うときもある。具体的には伊勢芋を、大和芋に変えるなど。けれど伊勢芋の白く、きめ細かで腰の強い粘りは他に無い。
昨日写真を載せた肥後こごみは、うぶ毛が少なく、風味は優しく(栽培ものでもあるし)クセのないお味だった。春の山菜はホロ苦さや、独特な香りがあり、少し添えると嬉しいね。
写真は本日の和菓子、ご銘は「春の野」チラリっと淡い桃色が見えるところが、和の魅力。では皆様、良い週末を！来週まで、ごきげんよう〜。
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