お正月らしさを伝える工夫

抹茶茶碗2013-1-11

本日午前の「茶懐石・入門」講座は、初釜でお出し頂けるように目先の変わった「柿なます」や、正月らしい「雑煮」を実習した。
お社中の初釜は、毎年変わらない皆様がお集まりと思うので、気持ちの落ち着く内容で、お目出度い趣向をお楽しみ頂くようにご用意したい。
向付の天鯛は「松笠造り」にし、寿のりを添えた。真冬から春先までは、皮ごと頂く鯛の旨味をお試し頂きたい。
「焚合せ」は家庭的な食材、鶏と白菜、京人参を使い、黄瀬戸の鉢に盛り付けた。
夕刻から始まるインターナショナルクラスは、上記の説明に少し手間取る。実生活の延長上に「茶懐石」が存在せず、昔と違って普段が贅沢な暮らしだから、わざわざ正月にお目出度い演出は要らないかも?その辺りを、ちゃんと説明できるよう精進したい。
試食後は主菓子とお抹茶をお出しし、今頃は野中春清氏の総織部に志野を合わせるのが好み、他は筒茶碗。さて、そろそろ講座が始まる、来週まで、ごきげんよう〜。楽しい連休を!
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