蒸し物で、窓に結露いっぱい

抹茶茶碗・千種2017-12-8

本日「茶懐石」講座は、真冬の夕刻から始まる茶事・夜咄・懐石の参考になるよう、向付に温かい「牡蠣蕪蒸し」を実習した。煮物椀は「鯛蕎麦巻き」に浅草海苔と白髪葱を添えて、焚合せは「飛龍頭・半月大根・法蓮草」、箸洗いに占地とさき梅、八寸は「新巻鮭砧巻き」と「柚餅子」。
一つ一つの料理に12月らしい理由があって、実習中はバタバタしがちだけれど、忘れないようにお伝えしたいと思う。「食文化」って、肩の凝るような窮屈なことでなく、普段の生活そのものと思い、出来るなら次の世代に引き継いで欲しいと切に願って、コツコツ地味に発信していきたい。
写真は試食後にお楽しみ頂くお抹茶の茶椀、ボチボチ筒茶碗を棚から出した。先日のスーパームーンの光がとても美しく、松吉さんのお茶碗ご銘「光」を使い、松吉さん繋がりの八郎先生のお茶碗も。暖かな火色の志野に春清先生の鼠志野を取り合わせることなど、ホッとする小さな楽しみ。
さて、そろそろ夕刻の講座が始まる。皆さま良い週末を!来週まで、ごきげんよう〜。
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