春に見た馬車

多治見・馬車2013-5-26

本日「茶懐石・入門」講座のテーマは「名残り」。来月の炉開きは、お目出度い風情を演出するが、その前月10月は地味な趣きとする。
具体的には、食材は季節の移り変わる晩夏の物も多少使ってよいと思うし、器は向付や酒杯はお揃いで無く、バラバラと数が欠けちゃったのに捨てられない物をお出ししても良い。
けれど、趣味の良い器でないと、知らない方には可笑しなおもてなし料理に思われそうだ。その辺りは説明しづらく、言葉を選びたいので、講座で質問してちょうだいね。
実習したのは向付に鮃、水前寺海苔と菊花を添えて、煮物椀は久しぶりに飛龍頭を作り、結び芋茎に吸い口は刻み柚子。焼き物は鮭祐庵焼き、焚き合せは鶏叩き寄せに長芋と菊菜。
零余子ご飯に、お菓子は栗きんとん。
細かな作業は多いが、午前のクラスは手際よく実習して下さった。夕刻からのインターナショナルクラスは、お仕事帰りで大変お疲れだろうから、少し段取りを付けておきたい。
写真は茶懐石に関係なく、春に多治見で見かけた馬車。観光の為?では、皆さま楽しい週末を!来週までごきげんよう〜。
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