焚き合せ・大徳寺麩 新馬鈴薯 松葉独活 

Stay Homeの間に懐石道具類や手入れのことなど、ブログに載せられたらいいなぁ、と思っていた。大げさなことじゃなくて、例えば利休箸のように個人使いの箸の他に、取り回し用の竹箸や、調理用と盛り付け箸の種類など。ささやか過ぎて、どぉよって思うけど、箸を使う国の中で、杉、檜、柳、竹、朴、黒文字などの木製を使い分けるのは日本だけじゃないかなぁ。今の暮らしはシリコン製など便利なものは色々あるが、懐石と和食に限定してお伝えしたい。
今年の初め頃にお蕎麦屋さんで若い女性が、レンゲと箸を使って温かい蕎麦を、パスタのようにクルクルと一口サイズにまとめて召し上がる様子を見て、愕然とした。蕎麦をカッコよく啜るのは、案外と難しくて、ス、スッと上手く啜れば蕎麦の香りを感じ易く、美味しさが増す。失礼な言い方になるが作法としては上等でなく、美味しい蕎麦が残念な感じだった。若者には普通のことだろうか、あの蕎麦の召し上がり方。
そういう事もあり、器と箸のことを講座でお伝えしたい。
写真は浅型総織部の鉢に盛り付けた初夏の焚き合せ。では、皆様よい週末を!来週までごきげんよう~。
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