清明過ぎて、桜も終わり

佐治光太郎氏作・黄瀬戸茶碗

本日午前の「茶懐石・入門」講座を終えて片付け、只今休憩中。
向付「桜鯛の昆布〆」は白髪独活と桜の花を添えて。汁は「春子椎茸に芹」を袱紗味噌仕立て。焼き物は「蓬麩田楽と筍」、預け鉢は「浅蜊の白和え」。4月に茶事をなさる方は少ないように思うから、点心膳でも良いように提案した。
白和えは、今時風にすり鉢を使わない調理法をお伝えしたが、最適な豆腐の水切りをご存じない方もいらっしゃり、実習して良かったと思う。
けれど豆腐を和え衣に使う「白和え」って、どうなんだろう。千種教室では冬から春に実習するが、だんだん廃れる家庭料理かも。少し手間が掛かる割に主役になれず、若者にはサラダの方がおしゃれだもんね〜。
写真は佐治光太郎氏作、桜の季節に使いたい暖かな釉調の黄瀬戸茶碗。今月で仕舞い、また来春に楽しみたい。さて夕刻のインターナショナル・クラスが始まる。来週までごきげんよう〜。
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