儚い美味しさ・富山の白海老

富山・白海老・2018-5-11

本日「茶懐石」講座は向付に鰹平造り、煮物椀は鮎並葛叩きに若布と木の芽を添えて、焚合せは蕗篠田巻き・冬こ椎茸・松葉独活、和え物は新蓮根・一寸豆・利休麩、箸洗いに柚子蕾、八寸は白海老磯辺揚げと蕨土佐煮を実習し、初夏らしさをお楽しみ頂いた。
利休麩はこのあたりなら、津島麩とも言われ、和え物や味噌汁の具に使われるが、今は製造する麩屋さんが少なくなり、どこでも買える物ではなくなった。そういうこともあれば、ずっと以前なら地元でしか買えなかった富山の白海老が、こちらで鮮度良い状態で楽しめるようになった。
そんなこんなの食材入手の事情で、実習内容を少しずつ変化させながら、皆様のお茶事のお役に立てるよう心掛けたい。写真は白海老磯辺揚げ、美味しゅうございました。
では皆さま、良い週末を!来週までごきげんよう〜。
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