完成待ち遠しい、土瓶蒸し器

土瓶蒸し器・試作2012-3-1

去年の11月にお願いしていた「土瓶蒸し」器の試作が出来上がり、本日午後に松吉さんのマネージャーさんが試作品と共にお越し下さった。試作品を前にあーでもない、こうでもないと、具体案を話し合った。
飲食店で出される一般的な「土瓶蒸し」器は、受け皿、本体、蓋、猪口の四点が一客になっており、更に取っ手がある。松茸、銀杏、才巻きエビや季節の白身魚などを吸地とともに楽しむ土瓶蒸しは、とても風情良く季節に一度は頂きたい。
けれど家庭で頻繁に作る料理でない為、家庭的な器としては充実していない。そういう相談をして以来、試作品の出来上がりを楽しみに待っていた。
直火に掛けても良い土で成形され、その土あじを活かした釉薬が使われていた。今日も難しい希望を数点伝えているし、轆轤と口の仕上げなど完成までにお手間の多いことと案じる。
本当に我儘な注文で松吉さんにはご苦労をお掛けするが、私達の幸せな秋の食卓の為によろしくお願いしたい。皆様、今秋の講座で「土瓶蒸し」をお楽しみにね。では、また明日!
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