大人と子供の感性

パート・ア・シュー

「子供料理」講座でH君と一緒に調理をしていると、彼の感性や観察力に感心する。「コツ」になる注意点を伝えなくても、こちらの手の動きを同じように再現して調理する。
包丁使いは、一度教えたとおりに守ってくれるし、煮物を実習すれば食材に火の通った加減を、目や手で確認するのはもちろん、香りで表現する。
製菓実習の時、カスタードクリームを焚いていると牛乳、卵黄、砂糖の熱のとおり具合の変化を、やはり香りで伝えてくれる。とてもいい感性を持っているし、調理がお好きだと思う。
全てがそうではないが、成長するにつれて感性が衰えるのか、低下するのか、子供より「五感」が働かない大人が多い。大人は忙し過ぎるからだろうか。
最近の中国製餃子中毒の報道を聞いて「五感」の大切さを思った。調理の上だけでなく、本来、自分の身を守る為にも大事にしたい様々な感性。
もう少し書きたいが時間切れ、写真はこれから始まる「シンプルスイーツ」講座の「シュー」これだけでも美味しいよ!また明日〜。