和食器は奥深い

谷口松吉氏作・金魚お重2011-3-8

本日「和食研究講座」3回目のテーマ「作法とマナー」は、狭義に和食器の種類や名称、取り扱いなどをお話しした。
和食器は日本独特の物だけでなく、元々中国や韓国の影響を受けた形や意匠、技法が多い。その由来を知ってこそ、料理と調和させ、良いタイミングで使うことが出来ると思う。
どなたかをもてなす席、何かを祝う食事の意味やストーリーを深めて欲しい。今の一般的な住居空間が純粋な和室であることは少なく、具体的には壁は土壁でなく、畳は1畳も無いかも知れない。
そうした住環境に変わっても、せっかくある日本の食文化を、引き継いで欲しい気持ちを込めた本日の講座、手前味噌にボチボチ良かったと思う。
写真は象嵌の説明にお見せした松吉さん作のお重。沢山の金魚がユラユラ泳ぐ様子のお重は、とても縁起が良い。では、また明日!
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