大事にし過ぎた、明前径山香茗

先日、本棚を整理していたら、僅かな空間から未開封の中国緑茶・明前径山香茗が現れた。一包15g厚めのアルミ袋を開封してみると、乾燥状態の風味は落ちているようでも、処分するのは誠に心苦しく、ティーサーバーに入れ、お湯を注いで味わってみた。
コロナ前に出掛けた都内の某店で買い求めたようで、すっかり忘れ去っていた。ちょうど今頃、暦・清明より前に芽吹いた新芽の茶葉が手摘みされ、そぉっと優しく乾燥させて仕上げてあり、まろやかな甘みを感じられた。
浙江省余杭市郊外、径山にある径山寺由来の緑茶、喫茶養生記を著して日本にお茶を広めた栄西禅師が滞在したとされる。浙江省の天目山は、天目茶碗由来の地など、ずっとずっと前に学んだ。
飲み頃を過ぎてしまった中国緑茶を味わって、色んなことを思い出した。では、また明日!

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