4ヵ月ぶりの鯛

4ヵ月ぶりの鯛造り

このところ涼しくなり晩夏と初秋の食材が同時に楽しめる。料理によっては青磁や染付けの器が合わなくなってきた。自宅に仕舞い込んである器を「これ、使う?」と母が声を掛けてくれるので、時々千種教室に持ち込んでいる。
盛り付ける料理が、さっと思いつくような器はすぐに使うが、そうでないと結局、千種でも仕舞い込んでしまう。
今朝、鮮魚店へ行き、綺麗な天然鯛を見た。季節に少し早いと思ったが、久しぶりに味わいたくなった。で、今日の「茶懐石料理」講座のお造りは「鯛」に決めた。夏場に使っていないから4ヵ月ぶりになる。
真冬のような脂はないが、もっちりと弾力のある白身は、旨味がシッカリしていた。気候に合った美味しい食材が四季と共に巡り、自然の恵みを有難く思う。お造りを盛り付けた器は、各務周海先生のお作。