社交辞令

栗きんとん

成人するまで学校(高校くらいまで)に在籍し、校則などで行動を規制されるうちは、マナーの有無にかかわらず、平均的に約束を守る習慣があると思う。社会に出て世の中に慣れると、箍が外れたように、規則やマナーを自己都合に解釈する方がみえる。物事の解釈は個人差があり、すれ違いも起こる。
土曜日の「和菓子講座」で規則ではないが「一般常識を外して許される範囲」が話題になった。ある事例で、ハァ〜それもありなの?と、ここには書けないような事も聞いた。世の中、色々な方がいらっしゃって当たり前だけれど、人の振り見て、自分は気をつけたいと思った。
8月の「子供料理」でKちゃん、高校生になって大人びたけれど「ねぇねぇ社交辞令って、どーいうこと?」と聞いてきた。
「ウ〜ン、本心と全く同じじゃないけれど、お付き合いを円滑にする為に、心に思っていないことを相手に伝えることかなぁ」と答えると「例えば、どんなこと?」と言うので「例えばさぁ、引越案内のハガキに、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいって、印刷して知り合いに出すけど、本当に来て欲しい人ばかりでもないし、ハガキを受け取った全員の人が行かないわけよ」と言うと「あぁ、そういうこと」と納得した様子。
大人になると、もっと色々あるよ、と心の中で呟いた。大人になっても率直に意見してくれる人が、周りにいるのは貴重なことと思う。
「業界の常識は非常識」ってこともあるし、長く同じ環境にいると分からなくなるかもね、岐阜県の裏金問題もそうかしらね〜。
写真は「和菓子講座の栗きんとん」楽しかったわ。