蓴菜

ジュンサイ酢の物

蓴菜ジュンサイって読むのよ、この漢字。いつもワープロ打ちするとき、ソフトはどのように作られるのか知らないけれど、和食に関する漢字を変換するのに実に不便と思う。まったくね!もっと日本の食文化を知って欲しいわよぉ〜。
まっ、それは別として「蓴菜」の季節になり、昨日、青果店で求めた。ずっ〜と昔は、きれいな池や沼ならどこでも収穫できたらしい。京都生まれのN氏は幼少の頃、自分で?採ったことがあるよ、と話してくださったし、岐阜県各務原でも収穫されたと聞く。
昨日求めた物は秋田県産、森岳名産と書いてある。日本産の90%は秋田県山本郡山本町とのこと。初夏になるとテレビのニュース番組で季節の風物詩として、小舟に乗って手摘みで収穫する様子が放送される。
映像を見ると、のどかに感じるが、大変ご苦労な作業と察する。そのお陰でプリプリで涼しげな蓴菜が楽しめる。まだ葉に開いていない若芽の部分は、中国緑茶の龍井茶ロンジンチャ)に似ている。芽の周りの「アン」と呼ばれる透明のヌメリが特徴。葉が開いてくると、小さな蓮の葉の形からスイレン科と分かる。写真は「蓴菜の酢の物」