ニンニク

2009年、ニンニク

今朝から四日市に出講し、午後に千種へ戻り、昼食を取った後、先週から溜めていた雑用を片付けた。
写真は「ニンニク」ユリ科多年草、日本の有名な主産地・青森県の他、西は四国が主産地で写真の物は徳島県産、収穫までは6〜8ヶ月も掛かるらしい。
強い辛味と特有の臭気があり、料理には香辛料として肉類の消臭、煮込み料理の旨味に、仕上げの風味付けと活躍してくれる。
肌荒れや肉体疲労の回復に有効なビタミンB6を多く含み、手元にある食品成分表によれば、胡麻や大豆の約3倍になる。
薬効に期待される辛味成分アリシンは殺菌作用が強く、健胃、整腸の他、糖尿病にも効果を発揮するらしい。
栽培歴は古く、様々な伝説があり、アレキサンダー大王の軍隊はニンニクを常食し、鋭気を養い連戦連勝したとか、ピラミッド建設に従事したエジプトの労働者が食したなど、パワフルで心強い野菜。
特有の臭気の為か、古代ギリシアに魔術の女神ヘカテの供物に使われたとか、中世のヨーロッパでは吸血鬼を払う魔力があると信じられたそうな、吸血鬼の伝説って面白いね〜蝙蝠も出てくるし、、、。
千種教室の「茶懐石」講座に、この有難い「ニンニク」を使うことは一切ないが、ちょうど収穫される今頃は「旬の野菜」「季節の和食」講座で提案したいと予定している。
暑〜い夏を迎える前に、美味しい物を頂いて準備し、健康で暮らしましょう。では、また明日!