おわびの気持ちを表す

7月になってお詫びの会見が続いている。パロマ工業一酸化炭素中毒事件の謝罪、トヨタ自動車のリコール問題、社会人野球チーム茨城ゴールデンゴールズの解散発表、大相撲名古屋場所での露鵬関の暴行問題、W杯ジダン選手の頭突き問題など。
被害者または世間の皆様に、おわびの気持ちを表す会見を見ていると、人柄、育った環境、仕事上の立場、物の考え方が見えて興味深い。
企業の場合は今後の裁判や補償に影響するからなのか、謝罪の言葉と態度が、捜査進行に連れて変化する。社風を感じるし、損得を計算していることが皮膚感覚で伝わってくる。単に誤り方がヘタなのかもしれないが、人は敏感に反応する。
日常生活でも簡単なことから、重い内容まで、謝るのは意外と難しい。元々自分の非を認めない場合は、おわびも無く問題外だし、頭の固い方にこの手が多く、人付き合いが上手くないと見受ける。
何でもホイホイ謝るのも軽率で、かえって失礼に感じたりする。相手の気持ちを察する敏感さに欠ける場合、これも良くないね。
テレビで欽ちゃんの解散発表を見て、得(徳)な人だなぁと思った。彼が問題の中心でないこともあるけれど、敵を作らず、皆から同情の気持を引き出している。
心から感心した。年を重ねて、あのように素直で高潔な気持ち。深層心理は簡単に変わらない、日々の積み重ねが大切ね。
見習って心掛けよう、と思う。  え〜っと、何から、、、、。