10月、雨降りの墓参り

香炉

今朝、目を覚ました時は曇っていた。出掛ける準備をしていると、雨が降り始め、亀田家の謝罪会見が放送されていた。
髪をさっぱりと坊主にし、スーツにネクタイ姿の興毅選手が一人でお詫びの言葉を述べた後、厳しい質問に答えていた。
先日の世界戦の反則行為は良くなかったが、会見の様子を見て、凄い根性のある子だと思った。ボクシングを続けたい気持ちが強く伝わってきた。
同席の協栄ジム・金平会長が興毅選手を見守りながら、報道関係者に毅然と対応していたことに好感が持てた。比べて失礼だが、問題があった時の相撲協会の対応より、ずっと良かった。
ボクシングに興味は無く、彼らに関心は薄いけれど、朝からパワーのある人達を見せて頂いた。放送途中で出掛けたが、会見は1時間20分も続いたらしい。
雨は止んだし、今月中に墓参りに行く機会は、今朝しかなくて墓地に向かった。
8月以来、先祖の墓前に着いてみると、雑草はほとんど無かった。母がきれいにしたのだろう。それでも少し草を抜き、雨後の抜きやすさから「今日の今、来てよかったわぁ」と思っているうちに、また雨は降り出した。
「雨なんか、関係ないわ」と一通りの作業を進め、スッキリした気持ちで墓地全体を見渡せば、他に誰もいなかった。
雨降りの墓地に人がいなくて当然だろうが、あの広〜い敷地の中にたった一人になる機会は、あまりないだろう。何か不思議な予感を持った。
話は興毅選手に戻り、新しいトレーナーは森田健作氏や金八先生のような方々はどぉかしら?余計なお世話よね、また来週、サヨウナラ!