栄西禅師忌

今日、7月5日は栄西禅師忌。栄西禅師(1141〜1215)は宋の時代の中国へ渡り、帰国後は九州を中心に禅の普及に努めたと同時に、茶の利用法を「喫茶養生記」にまとめた。
中国から持ち帰った茶の種子は、京都の明恵上人におくられ、宇治をはじめ、伊賀、伊勢、駿河、武蔵などにも茶樹が移植され、現在の茶産地の基礎になったとされる。
子供の頃、学校で学んだ「社会・歴史」の成績は「並」か「低めの並」だった。ちっとも面白く感じなかったからね。社会人になって「紅茶・緑茶・烏龍茶」など、お茶の始まり、歴史を知ってからは興味を持った。
紅茶の伝播と交易が原因で「アヘン戦争」が起こったこと、中国の清廉潔白なお役人、林則徐の政治的な判断と実行力などを知った。アヘン戦争で敗北し、香港はイギリスに割譲された。けれど155年経った1997年に香港は返還された。
詳しいことは知らないが、中国の政策は指導者が代わっても引継がれると聞いている。155年の間、香港返還を諦めることはなかったし、その間に香港は「東洋の真珠」と呼ばれるほど発展した。
返還はサッチャー首相とトウ小平の会談の結果、合意された。お二人とも立派な指導者。
政治、宗教、経済をこのブログに書くつもりはないが、北朝鮮からミサイルを発射された今日は避けられないわ。島国で単一民族の日本は交渉ごと、特に外交がヘタだと思うのよ。
下々の知らない問題があるのだろうけれど、毅然と信念を持って、かつ柔軟に方針を進めて頂きたいと願っているのよ、お偉い方々に!
明日も美味しいものを頂いて、ブログが書けますようにと心から祈る。