肉まんの日

詳しく知らないが、明日は「肉まんの日」らしい。2月9日の語呂合わせと思う。5日の日曜日、雑用を片付ける為に千種にいると父から電話が入る。
「今朝のテレビでHの肉まんが出たわぁ、名古屋駅に行ったら買ってきてくれ」と言うので売り場に行き、指定された肉まんを求めた。会計を待つ間、陳列された他の品を見ると数種類あり、そのうち「特製」と表示された肉まんを1個だけ追加した。メロンパンを大きくしたくらいの大きさで300g、肉の他に金華ハム、ホタテ貝柱、エビ入りとある。
電話では「今日は何時頃帰ってくる?」とも聞かれた。夕飯に食べたいのだと察したが、肉まんの都合より雑用を済ませることを優先した。
帰宅すると既に夕食は終わっていた。早速、父は「肉まんの温め方」を読んでいる。「保存は冷蔵庫で、って言われたけど今、食べてみる?」と誘うと「特製にするか」と台所へ向かって行った。
自分の部屋で着替えて、台所へ行くと「特製」は温まって切り分けられていた。家族は3人のところ、切りやすく4等分になっていた。等分に見えたのは「皮」の部分で「中あん」が中心から少しずれていたせいか、手に取った物に「中あん」は少なかった。
美味しいね、と言いながら父の「中あん」を見ると丸い塊があった。「お父さんのところに貝柱が入ってるわ」と公平に分けられていないことを指摘すると、母は貝柱を半分欲しいと主張した。渋りながらも父は母に分け与えていた。
自分のところにエビはあったが、やや不満が残る。「こういうのは、やっぱり一人1個食べないとね、最後の一切れは皮ばっかりよ」と悔し紛れに言った。
そんなことを忘れていたが、今日になって思い出しHのホームページを見てみた。通販で取り寄せ出来るようになっていたので「特製」を家族分と、その他を注文した。今度は完食するよ!