クリスマスリースを飾る頃の寒さに。

クリスマスリースと筒茶わん2013-12-13

本日「茶懐石・入門」講座は向付に新巻鮭龍皮押し、千社登を添えて山葵に加減酢。煮物椀は甘鯛の代わりに金目鯛を使って蕎麦巻き。焚き合せは鶏、海老芋、京人参。箸洗いは零余子、八寸に焼き雲丹と銀杏。
蕎麦巻きに添えた白髪葱と浅草海苔は、どちらも包丁使いが肝要で、だいたい煮物椀は茶懐石のメインディッシュだから、絹糸のように艶やかな白髪にして欲しい、もちろんネギの臭味は出さないで。
午前の講座で、ひとくち煮物椀を召し上がったマダムWは「しあわせ〜、美味しくて」と仰った。
すっきりした懐石ダシに金目鯛の旨味が加わり、心が満たされる味わいだった。金目鯛をおろしたり、慎重に葱を刻んだ手間も、全て忘れ去る達成感と言ったら大袈裟?でもそれくらいに美味しかった。
写真はマダムW作、干瓢、椎茸、木耳に水引がアクセントの千種教室らしいクリスマスリース。とても気に入り、早速に飾らせて頂いた。
筒茶碗はいつに使う?とお若い方に聞かれたら、寒さが本格的になりクリスマスリースを飾る頃と、答えても良いかもね。では、来週までごきげんよう〜、楽しい週末を!
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