見返り美人

2008年、マサバ

お陰さまで本日「旬の魚料理」講座に、全長40cmのふくよかなサバが届いた。
艶やかに光る背の斑紋は、しっとりと奥深い光沢の大島紬を連想する。
ゴロリと、張り出したお腹より、斑紋が際立つ後姿の美しさは、まるで浮世絵の「見返り美人」のようだわ。
特別に考案された意匠でもなく、マサバに生まれたら写真のような斑紋を持つ。何かの思惑や計算もない自然の造形美は見飽きない。
お味も個性が強くて面白いわ、また明日!