千種の抹茶茶碗 10

左馬茶碗

10ヶ月ぶりに「千種の抹茶茶碗」を載せ、これで10作品目。
左馬は縁起物として商売繁盛・健康・長寿などの願いを叶えてくれるらしい。初窯の絵付けに相応いようで、左馬の絵付けに並んで、初窯の文字が書かれている。
左馬の茶碗を二つ千種に持って来ているが、下手な絵付けのこちらに愛着がある。作者には悪いが、ボサァ〜と無欲な感じの筆使いに和みがある。
絵付けとロクロは、別々の担当だろうと思う。祖父か父の所有品を、自然の成り行きで千種に持って来た為、窯元などは知らない。
大人しい轆轤手と絵付けに飽きることもなく、微細の貫入は見つめるほどに澄んだ夜空の星のように思う。歳を重ねて、静かな存在にも魅力を感じるようになった。
明日は更新できるかなぁ〜、ごきげんよう