料理の名脇役、三つ葉

三つ葉

写真は「三つ葉」セリ科の多年草。日本料理に欠かせない野菜の一つ。葉に独特な香りがあるが、スラリとした軸に味の特徴は弱く、あまり主役にならない奥ゆかしい存在。
筍や松茸のように季節を待たれることは少なく、年中入手出来、旬の意識は薄いが春と秋、種類によっては冬に美味しい。
種類を大別すると糸ミツバ(青ミツバ)と軟化ミツバになり、さらに種類分けされるが、地方により呼び方が変わる場合もあり誤解されてはいけないので省略し、悪しからず。
一般に販売される水耕栽培三つ葉の他に、家庭菜園の三つ葉は更に香り良く美味しいが、アブラ虫が付きやすい。そして市販の物のように長くならない。
一時、我が家の中庭で育った三つ葉を、母が喜んで使っていた。葉は立派だったが、えっ?と驚くほど軸は短く、スタイルが悪かった。
ビタミンAやCが多く、カロチンも期待出来るが、元々細く大量に摂取しなくちゃね。
ある割烹店で「三つ葉のお浸し」が出された時、「これって何把分?だろう」と思わず呟いたほど感動した。
身近に山菜採り名人がいらっしゃれば、貴重な野生のものを楽しませて頂けるかも。
本日、月曜は慌しい。4月からの講座予定の一部を確定出来ず、お問い合わせを下さる方には申し訳なく思います。
ではまた明日!