水無月豆腐

今日の「旬の和食」講座に「水無月豆腐」を作る予定。今、小豆を焚いて準備をしているところ。赤い豆の焚ける香りで、お腹が空いてきた。
クッキーとマカロンダージリン紅茶で休憩。やっぱり小麦粉の焼き菓子には紅茶が合うわねぇ。けれど、クッキーのパッケージに表示されたカロリーを見て、食べるのを控える。講座に「草もち」を用意しているからね、食べ過ぎに注意だわ。
水無月豆腐」のレシピは様々で諸説があるが、夏を迎える前の水無月に無病息災を願って食べるお菓子や料理のこと。室町時代の幕府や宮中の年中行事のひとつとして「氷室」の氷に甘く焚いた小豆をのせて食べ、暑気払いをしたとのこと。
当時の庶民は氷を保存しておく「氷室」は無く、食材を氷の意味を持つ三角に形とり、氷に見立てて食べたとのこと。赤い小豆も邪気を祓うとされる。
それが現代まで受け継がれて、食生活を楽しむ手段になっているのよ。日本の食文化には「物語」があって奥深いでしょう。
現代はクーラーで涼しいし、美味しいアイスクリームも食べられる。病気になって望めば治療を受けられる。豊かで快適な暮らしに感謝して「心豊か」に過ごしたい思う。