意思を正しく伝える

意思や意見を正しく伝えるのは、難しいと思うときがある。例えば価値観、文化、習慣の違いがあるうえに、世代、性別、力関係が加わってくると複雑。ストレートな表現でも相手の気分を害さなければ良いが、現実的な表現をしないと理解してもらえない場合がある。
単純な事項の伝達は、数字や内容を示せば良いが、意思、気持ちを伝えるのは簡単じゃない時がある。
昨日「季節の和食」講座に参加されたI氏は中国人との交流が多い。在日する知り合いの中国人から「Iさん、先は長くないからゴルフセットは要らないでしょう、譲って」と言われたらしい。I氏は笑いながら「ちっとも悪気が無いのは分かるけど、始めはムカッと来ましたね」と仰った。
ゴルフセットが不要か否かは、持ち主が決めることだから、失礼な理由付けだけれど、考えように拠っては悪くもない。この場合は文化の違いで解決できそう。
生活と趣味に掛けるお金の観念、これは厄介。高価な車を所有して安価な洋服を着る人。車は所有せず海外旅行を繰り返す人。高価な貴金属を購入するが、長い間美容院に行かない人。経済的にかなり余裕があっても出費しない人。平均的じゃない場合、焦点の合わせどころが違ってしまうと会話が進まないね。そして正しく意思が伝わらない場合がある。