天龍寺納豆

ネバネバの納豆ではなくて、原料は同じ大豆の発酵加工食品。八丁味噌のような風味で小粒で乾いた状態で販売されている。京都大徳寺付近で作られていると大徳寺納豆、浜松あたりなら浜納豆と産地の地名で呼ばれている。加工所によって形状や風味に特徴があるが、もともとはお寺で作られていたとか。私の好みは天龍寺納豆で小さなお店が製造販売していた。

昨日の日曜日から夏休みにした。どこにも行かないのもつまらないので、ぶらっと京都に出掛けた。のぞみは早い、昼近くにノロノロ起きて12時34分に乗車し、京都からタクシーに乗って、目的の湯葉料理店に着いたのは13時40分。料理を十分に堪能したあと天龍寺納豆を買うため嵐山に向かった。天龍寺のほぼ隣にある店に到着するとカーテンが閉まっていた上に張り紙があった。その連絡先に電話をすると店は閉店したとのこと。納豆を作っていた店主の女性は亡くなったらしい。嵐山付近で似たような物があればと探したが無さそうで京都駅に戻った。

京都駅で大徳寺納豆と和菓子などを買うと、夕飯の時間になっていた。予約した店で食事を取って、のぞみに乗り9時30に名古屋着。充実した休日になった。