コウイカ

コウイカ、墨イカ

写真は和歌山のコウイカ/墨イカ、いつも思うイカの瞳って、どぉよ?
思慮深いような、抜け目が無いような、、、金目鯛のようにスカッと大きく、目出度い雰囲気を感じない。
他の魚介に無いイメージ、さばく前にジィ〜と恨めしく見られるように思う。
世界の海には450〜500種のイカがあり、食用に流通しているものを大きく分けると、スルメイカ類、ヤリイカ類、コウイカ類が代表らしい。
ウロコは無いし、危険から身を守る為に墨を吐いて逃げる習性から、あんな瞳になるのだろうか。
漢字の「烏賊」は海面にプカプカ浮いているイカを、死んでいる(弱っている)と思ったカラスがついばんだところ、逆にぐっと海に引き込まれイカに食べられてしまったことから、あのような漢字になったとか。
そんな話を茶懐石習い立ての春に聞いた。イカは、賢いカラスを騙して食べちゃうんだ、スゴイ!と思った。その印象のせいか、イカの瞳を様々に思う。
それでも石灰質の甲(貝殻)を持つコウイカの、厚みのある身はもっちりして、加熱しても柔らかく美味しい。
干して乾燥した甲を粉末にして摂取すると喘息に効くとか、高血圧の薬になるとも聞いた。
タイミング良く、入荷されたら講座で実習したいと思う。
では、また明日!