お一人様のおせち

お一人様のおせち

先週土曜「おせち料理」講座を終えた夕方に、名大付属病院で治療中の伯母(母の姉)を見舞った。講座が手際よく進み、面会時間に間に合いそうに思い、後片付けもせず、とり急いで出掛けた。
細々とした冷たい雨が降っていたうえに、JR電車が遅れて気が重かった。19時までの面会時間に到着できなかったら門前払いなのかなぁ、タクシーに乗れば良かった、などと電車を待ちながら考えた。
4ヵ月ほど前に脳梗塞治療の手術を受け、今度は転移性ガンになった都合上、施す治療方法は限られるらしい。
時間に間に合い、面会すると予想した以上に具合は良かった。その2日後に見舞った叔母(母の妹)から電話があり、容態は急変しているとの事で、のんきな母も今日、慌てて病院へ出掛けた。
伯母は新年を迎えられるだろうか。写真のように小さなお重に、おせち料理を詰めて届けたけれど、食べてはいない。見るだけの最後の「おせち」になれば切ない。
では、また明日。