心をこめる

昨日の松永先生の「西洋菓子」はシュークリームだった。ちゃんとシュー生地は膨らんで良かったわ。
今日の「茶懐石料理」はカツオ節が実に美しく、薄く糸状に削れて良いダシが取れた。「煮物椀」の吸い地を口に含むと、スゥと旨味が広がった。
「八寸」の飯蛸はプリプリとした食感で美味しく焚けた。食材を丁寧に扱う心が、どの料理の仕上がりにも現れていた。
気持ちは目に見えないけれど、いずれ何らかの形になったり、結果として現れる。その結果の違いを素直に感じ取れる方は、確実に腕を上げると思う。
これは調理の技術についてだけではないと感じる。気持ちを込めて良い結果を生み、感動を伝えることが出来る人は、幸せに暮らせると思う。この話、今日の講座をご一緒された方には理解して頂けるはず。