着物と帯を合わせる

会社に勤めていたころ、お稽古事に通う時間とお金に余裕があった。親には悪いが家計費を一円も払わず、自由にさせてもらった。今は自由と言うより、勝手に寄生している。
お稽古事のお陰で着物も好きになり、少しずつ買い求めた。着物と帯を合わせて、帯揚げと帯締めも決めていく過程が楽しい。
仕立てるときに、気に入った胴裏が無ければ染めてもらったりもした。半襟は少ししか表に出ないのに、顔映りに随分影響する。次々に取り替えるのも、時間があれば手間と感じない。
今朝は1日の茶事に着る着物を箪笥から出した。ここ数年、着物を楽しむ時間は無かったので、帯の組み合わせも忘れていたが、浜ちりめん草木染の色無地と唐織袋帯に決めた。
元々着物を普段に着たいと思って揃えたので、小紋が多い。小紋は組み合わせに幅があり、おしゃれが出来るように思う。3年くらい後には、また着物を楽しむ暮らしをしたいと思う。