春の雪

今朝、目を覚ましてボーッと外を見ると雪が降っていた。昨日の帰宅時間にも少し降ったが、今朝の雪はしっかり降っている。またJRのダイヤが乱れるかと思ったが、それほどの積雪ではなかった。
降る雪を美しいと思うより先に、交通事情や足元の悪さを懸念するとは、実に心のゆとりが無いことと思う。
ある年の3月上旬、卒業式の最中に雪が降ってきた。隣に中国語講師の宋先生、もう一方の隣に和菓子と和食を教えられる竹内先生がいらっしゃった。
ほんの少し習った中国語会話の「見て、外には雪が降ってきた」を使える機会と、宋先生に話してみた。これってThis is a pen.に近いよね。教科書には必要な文章だけれど、日常会話で使う機会は少ない。
同じ時に雪を見て、竹内先生は「今日はお与えが多いことですなぁ」と卒業生を更に祝福するように仰った。さすがね、お徳を積まれた方は発想が違うわぁ。修行の足りない私は、3月に雪が降ると竹内先生のお言葉を思い出す。