昆布の種類

茶懐石の受講者に「教室でとったダシと自宅のものは、味が違うのは何故か」と、よく質問される。入会なさった時に、まずダシの取り方を説明している。そのとおりに実行されないことはよくある。
調理の理論は理解を深める為に大切だけれど、上達するには基礎を忠実に繰り返すことが肝要と思う。身に付けるまでは、些細なことも手を抜かず実行したほうが良い。適当でいいと思う方は、そこから進歩しない。
調理は手早く、かつ綺麗(衛生的)にと心掛けたいが、作業の手早さだけを求めると雑になる。「大胆」と「雑」の違いは仕上がりに現れることが多い。
以上の他に一番大切なことは「素材選び」これも理解されていないと上達しない。教室と同じような味にならないと仰る方は、昆布の種類と用途がお分かりでないと想像する。
そんなことから、5月に「昆布の種類とおいしい頂き方」の講座をしたいと思う。素材が上手く活かせたら、もっと楽しく調理できるはず。あ〜ぁ、それにしても1日3講座はちょっと疲れた!サヨ〜ナラ〜。