借金

年末は出費がかさむ。何らかのお金が足りないと、借りる人が増えるのだろうか。こんなに寒い路上に毎朝、消費者金融の方がティシュを配っていらっしゃる。スゴイなぁと感心するのは、ティシュを配る方がおそらく正社員の身分であること。
街頭でPR用品を配る方は多分、パートタイマーまたは、1回限りのマネキンと予想する。例えば、タバコやビールのキャンペーンは、若くスタイルの良いお姉さんが担当など。消費者金融の方はその会社の制服を着用し、ティシュを配っていらっしゃる。正社員の時間給は目に見えない経費が掛かっていて、そうした作業に時間を使うなんてスゴイと思う、外注しないのだね。知り合いに、関係者がいないので確認できないから、間違った推測かもしれないが。
今日の茶懐石講座の試食後、Y嬢が「世の中色々なことがありますねぇ」と仰るので、どんなことかと尋ねると「カード破産して、親友に借金する」など他にも色々。親友に借金をすると関係はどうなるのだろうか。
私の場合「家訓は借金しない」だった、あまり親の言うことを聞かずに育ったので、言われたかもしれないが、つい最近まで知らなかった。父は今まで借金をせずに物を購入していたらしい。例えば車はローンを組まない、何でも一括払い。なので死ぬまで家訓を守り通したいのだそうだ。
そうとは知らず、独立して間もない頃は細かな借金を繰り返した。担保は郵便局の保険だった。保険証書の記入欄が残り一つになったとき、窓口で尋ねた「あのぉ〜記入欄が無くなったら、どうなりますか」窓口の担当者は事務的に「紙を貼り足しますよ」と。
今はお世話になっていないので、貼り足されたかは忘れている。その頃の願いは「貯金がしたい」だった。