お茶とお菓子のマリアージュ

今週月曜日、松永先生の西洋菓子では「ブルーベリーのタルト」を講習していただいた。先生はパティシィエとして長くホテルに勤務されたが、調理学校などでも講師をされた。とてもお人柄がよく、千種の教室を開設以来ずっとお世話になっている。

タルトは生地の中にクリームチーズのムースを固めてブルーベリーをのせた、程よい酸味が楽しめるもの。手の掛かかるスイーツだけれど、上品な甘さでダージリン紅茶によく合う。洋酒と果物の香りがファーストフラッシュのクローネルに出会うと、お互いを引き立てあう。口に含んだ風味の広がりが、長く楽しめる。

昨日の火曜、茶懐石の講座では煮物椀に鰈を使った。その調理に使う葛を、午前と夕刻のコースでは違うメーカーの物にしてみた。味と仕上がりは想像していた以上に差があり、次回の参考になった。

試食後の和菓子は「あん豆腐」。抹茶には合わないと思ったが、夏だし、いいかなぁとお出しした。さっぱりした甘味が抹茶に負けてしまう。やっぱり、自分のおやつにするべきだった。