ささやかに前向きな台風対策

テレビで報道された九州地方の台風と竜巻による被害は、痛々しい様子だった。特急列車の脱線や、大木が根こそぎ倒れていたり、家屋に椅子が飛び上がっていた。
強い台風が過ぎホッとしたが、この地方にも今回のような台風が通過するときがあるだろう。
我が家は、ほぼ敷地いっぱいに家が建ち、狭い中庭の他は大きく三つに分かれている。今の家族構成、親子3人が中くらいの建売住宅3件分に住んでいる。上手く説明できないが無駄に広い、そしてかなり古い。
特に表通りに面して建った部分が一番古い。全て新地にして小さな家に建替えたい、と私は思う。年老いた両親はそれを面倒に思ううえ、気力とお金が無い為、現状のまま住んでいる。
台風の強い風がふく時に千種教室にいると、我が家は残っているかと心配になる。この時期に気休めかもしれないが、カンパン、水、インスタント食品を買い込む。家が吹き飛ばされ、しょぼくれている時に、食べる物まで無いのは避けたい。
あぁ、そうか家が吹き飛ばされたら、カンパン、水も意味無いか、、、今気が付いた。
昨日の夕方、父は「吹き飛ばされた部分は駐車場にしよう」と言った。ある意味においては前向きな考え。けれど、建替えは考えていないのだ。二人とも、ささやかに前向きなんだけれど、かみ合わない会話だった。