ハーブティーは大人の味?

今日は早朝から夕刻まで、四日市の調理製菓専門学校に出講した。往きの近鉄電車は人身事故があったらしく、ダイヤが少し乱れていた。木の芽時は精神が不安定になり勝ち、自殺でもあったのかなぁと想像した。
心の病は症状の軽いうちが治しやすいと思う。自分では、どうしようもないことがあったら、気分を切り替える工夫を身に付けることをお勧めする。その方法はこのブログで書かないが、ずっと以前に友人の親戚にそういう病の方があり、係わって少しは理解した。
事情を知ってアシスタントになってもらったが、予想外に症状は重かった。病状や対処を知る為に、素人が理解しやすい本を読んで参考にした。
元々能力の高い方で特に記憶力が良く、尋ねたことには正しい答えが返ってきた。几帳面さから、想定外のことが起きるとパニックを起こす為、薬で抑えいらっしゃった。その副作用があり、何かと難しい部分があった。
この話は長くなるので止めるが、その時に、自分は人様の支えになるほどの力を持っていないことを強く思い知った。
話は戻って、午前と午後のクラスで「ソフトドリンク」の一種として「ハーブティー」の実習をした。フレッシュハーブはN氏が大切に育てられた物を、数種類分けて頂いて使った。ドライとフレッシュの使い分けのポイントを説明し、講師台で抽出したものを試飲した。
一般的にハーブは女性の嗜好、しかも少し年齢層が高くなる。男子生徒の一部には理解しづらい風味だったらしい。「今はピンと来なくても、こうした香りの楽しみがあることを憶えておいて、もっと大人になったら役に立つから」と伝えた。
本当だよ、色々な経験を重ねてこそ、分かることがあるんだから、ただボーっと年をとるだけでは人間に深さが無いよ。無理はしないで、大人になったら、お茶しよう。