清明節

杭州龍井村茶園

今日は二十四節気の一つ「清明」だった。二十四節気は、古代中国で作られた季節区分法とのこと。一年を二十四等分するので、約15日で次の節気に変わる。特に農業を営むには、季節の移り変わりが分かり易く、先人の素晴らしい知恵と思う。
中国のある地方では、お茶の名前に収穫時期を付けて価値を高めている。代表的なものが杭州、龍井村の緑茶、龍井茶清明の前に収穫されると「明前龍井」その直後は「明後龍井」と呼ばれて高価に取引される。もちろん更に、その中でも等級が区分されている。
お茶の付加価値を高める方法として、収穫地域を限定して表示することもある。例えば、龍井村の西湖の近くで栽培された茶葉は「西湖龍井」と呼ばれる。
ここまで書いて、思ったんだけれど、このブログは去年の5月か6月に始めたから、この「清明節とお茶」の話ってダブっていないわよね?今は編集の画面だから、過去を遡ったりヘタな操作をすると内容が消えちゃうのよ、困るわ。
で、何が言いたいかって、桜が綺麗なのに、昨日から今日までシトシト雨降りが続いて「暦」どおりだなぁと感心していた。10年ほど前の春に、初めて龍井村を訪ね、西湖の周りを散策した時も、シトシト雨降りだったことを思い出した。春の雨は静かに降る。
写真はね、見えるかしら?杭州、龍井村の茶園の様子。写真中央の青い雨合羽を着た人は、茶摘みをしているのよ。