仲良しな親族

金、土、日の3日間は両親とイトコとず〜っと一緒だった。父の仕事の手伝いで丸3日、隣町に寝泊りした。最近は年に2回あり日程を調整すれば、そのくらいの日数は自由になる。それぞれに大人で、疲れていない状態で気配りできれば仲良しだった。旅行や娯楽の集まりならば無条件に楽しいと思うが、仕事なので疲れてくると雲行きが悪くなる。
普段の暮らしは親子3人、意見が分かれても2対1。だいだい私が父と母の間をフラフラするだけのこと。日曜日は解散の2時間前に叔母C(母の妹)が加わり、伯母A(母の姉)の近況を話し出した。伯母Aと母は顔も性格も似ている。伯母Aが同居する娘とケンカしたことが主な内容で、聞けば聞くほど伯母Aと母は似ている。父は「H子(母のこと)にそっくり!オマエも気をつけろ」と言う。私は「ホント×3だわ〜」と相槌を打つ。面白くない母は「ふんっ!あんたなんかC(母の妹)そっくり!」と私に言う。どの場合も血がつながっているから、しょうがないよね。
疲れて自宅に戻り仲良く「お茶」をしているところに、妹親子が来る。父はすぐに席を外して、母と私に妹と姪R子でしゃべる。中学生の姪はお小遣いを貯めて買った洋服を着ていた。パパと二人で買い物に行ったらしく「これ、今日買ったばっかり」と嬉しそう。今時のファッションで母の年代は好まないデザインだった。母と私は疲れていて上手くお世辞を言えないが、お小遣いを貯めた事は褒めておいた。
中学生らしく無邪気にベラベラ話すので、いい加減飽きてしまう。「洋服を買いに行く前に、マックに寄ってシェイクと○○と△△を食べたんだけど、パパは何も食べたくないって言うから、自分でお金出したよ、パパはケチ」と言うので、つい「Rちゃん、かわいそっ!うちのオジイチャンはね、いつもご馳走してくれるよ」と失言。姪はヘラヘラしているし、母と妹も笑っている。いい年になっても親にご馳走になる私、田舎で目立ちすぎる洋服を着る姪のどちらも変だ。年配親子と中学生親子、お互いを笑い合うノンビリした時間。