茶懐石講座2月実習・八寸・鰯松前押し・菜の花辛し和え

本日、茶懐石講座は暁、夜咄などの茶事に向く温かな向付、蓮すり揚げを提案し、煮物椀は福豆真薯、焼き物は鰆粕漬け、焚き合せに白菜篠田巻き、箸洗いは蕗の薹蕾、八寸に鰯松前押しと菜の花辛し和えを実習してお楽しみ頂いた。
節分に因んで、煮物椀の真薯は升に豆があるように見立てて、八寸に鰯を使った。鰯丸干しの臭いと柊の尖った葉っぱで鬼を追い払おうと、玄関先に飾ることは今は少なくなったようで、説得力の弱い説明になり、、、けれど茶席でこうした料理が出されたら、ちょっと節分らしさを感じて欲しい。
今日の鰯は大ぶりで脂ののり良く、塩を当ててから酢しめにし薄く削ぎ切って、生姜甘酢漬けを添えて白板昆布で三層にして押した。白板昆布のほんのりした酸味が、鰯をいっそう美味しく引き立ててくれ、お酒は進むと思うよ。
それとご参加のマダムが、お友達となさった茶事の懐石写真を見せて下さり、点心に盛り付けられた風情が良くて感心した。講座で実習した金柑甘煮などもあり、お役に立てたようで嬉しかった。
写真は八寸・鰯松前押しと菜の花辛し和え。では、皆様よい週末を!来週までごきげんよう~。
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